iPhone標準の「写真」アプリを使って、料理写真の美味しさをより演出できる方法を解説します。
▼こんなひとにピッタリ
- iPhoneで撮った料理の写真をより美味しくみせたい
- フィルターでいかにも「盛った感じ」をやめたい
- 写真系のアプリを増やしたくない
ちょっとしたエフェクトで、iPhoneで撮った料理がより美味しくみえます!
そして、写真系アプリのフィルター機能を使うよりも自然に仕上がります。
やりかたを覚えておけば、他のアプリに頼らなくても済みますよ。
iPhone標準の「写真」アプリなので無料で使えます!
シズル感|美味しさの演出とは?
はじめにシズル感について。
シズル感とは、たとえば料理の写真をみたときに・・・
美味しそう!
今スグ食べたい!
…といった感情をひきおこすような絵面のことをいいます。
シズル感(しずるかん)は、食材や料理を扱った主に広告写真などの表現における、食欲や購買意欲を刺戟するような瑞々しい感覚のこと。
Wikipedia「シズル感」の項目より一部引用
もともとはsizzleという英語です。
InstagramやTwitterで料理の写真をシェアするとき、この「シズル感」を意識しておきたいものです。
きっとインパクトが違いますよ!
【3つ】iPhone標準「写真」アプリで美味しさを演出するエフェクト
iPhone標準の「写真」アプリを使用します。
写真を選択して編集モードに入ると、いろいろなエフェクトアイコンが並びます。
シズル感の演出につかうエフェクトは、次の3つです。
- ブリリアンス
- 暖かみ
- ブラックポイント
エフェクトの効果をカンタンに解説しておきますね
ブリリアンス:透明感やツヤを調整します。
暖かみ:暖かい・寒たいといった温度感を調整します。
ブラックポイント:暗い部分の暗さを調整します。写真全体が引き締まります。
これら、たった3つのエフェクトで料理写真がより美味しく仕上がります。
では実際にシズル感を演出してみましょう!
美味しさを演出するエフェクトのかけかた
エフェクトのかけすぎ・やりすぎた感じを避けるために、次の順序でエフェクトをかけます。
- ブリリアンス
- 暖かみ
- ブラックポイント
今回の実例写真は、長崎市浜町・レストラン「フライパン」の日替わりランチ!
料理写真の場合は、光や影に気をつけてベストショットを目指しましょう!
ブリリアンス
最初にブリリアンスを調整します。
最大値[100]にすると全体がギラギラしてしまうので、いい感じのツヤが出るまで数値を上げていきます。
この写真の場合は、値[39]がジャストでした。
暖かみ
次に暖かみです。
暖かみは、少しの数値で大きく変わるので控えめにします。美味しそうな色味を目指しましょう。
場合によっては、値[0]でもOKです。
この写真では、値[10]にしました。
白い部分が赤くなったら、やりすぎのサインです!
ブラックポイント
最後にブラックポイントです。
数値を上げることで、暗い部分がより暗くなり、写真全体を引き締める効果があります。
ブラックポイントの数値を上げていき、ブリリアンスで与えたツヤが引き立つあたりがベスト!
この写真では、値[47]にしました。
3つのエフェクトをかけ終えたら、画面右下のチェックをタップ。
補正作業は完了です!
仕上がりの確認
エフェクトの仕上がりを確認してみましょう。
シズル感を演出した写真が、こちら!
料理写真に色ツヤと瑞々しさが加わりました!
仕上がりのBefore・After
シズル感の補正前後を並べてみると、こんな感じです。
電球色の灯りの下で撮影したような仕上がりに!
まとめ
iPhone標準「写真」アプリを使って、料理写真にシズル感を演出する方法について紹介しました。
使用するエフェクトは「ブリリアンス」「暖かみ」「ブラックポイント」の3つ。
わずかこれだけで、iPhoneで撮った料理の写真をより魅力的にみせることができました。
シズル感についてもっとよく知りたい!という方には、次の本をオススメします。
iPhoneで快適な写真ライフを!