前回は、Power QueryでCSVファイルを読み込む方法を紹介しました。
今回はその続きをテーマに、読み込んだデータを「整える」操作を解説します。
不要な列を削除したり、並べ替え・フィルターを設定することで、目的に合わせたデータ加工が簡単にできるようになります。
この記事でわかること
- 不要な列を削除する方法
- 並べ替え(ソート)の基本操作
- フィルターで必要なデータだけを抽出する方法
- ステップを使って自動化するコツ
Power Queryでデータを整える基本操作
Power Queryエディターでは、Excelと似た感覚でデータ整形が可能です。
特に頻繁に使う3つの操作が「列の削除」「並べ替え」「フィルター」です。
① 不要な列を削除する

分析に不要な列がある場合は、該当列を選択して右クリックし、「列の削除」を選びます。
複数の列をまとめて削除したい場合は、Ctrlキーを押しながら複数列を選択して削除できます。
削除操作は「適用されたステップ」として自動記録されるため、次回以降のデータ更新時にも自動で同じ列が削除されます。
② 並べ替え(ソート)を行う

列の見出し横にある▼(ドロップダウン)をクリックし、「昇順」または「降順」を選択します。
例えば、売上金額を大きい順に並べたい場合は「降順」を選ぶだけです。
並べ替えもステップとして記録されるため、次回の更新時にも同じ並び順が自動反映されます。
③ フィルターで必要なデータだけを抽出する

特定の条件だけを表示したい場合は、列見出しのフィルターアイコンをクリックします。
Excelと同様に、チェックボックスで必要な項目を選ぶか、「数値フィルター」「テキストフィルター」などの条件を設定できます。
たとえば、「売上が10,000円以上の行だけ残す」といった条件抽出も簡単です。
操作履歴(ステップ)を活用しよう

Power Queryの最大の特徴は、すべての操作が「ステップ」として記録される点です。
- 列削除
- 並べ替え
- フィルター
これらが自動的に記録され、右側の「適用されたステップ」欄からいつでも確認・削除・並び替えができます。
つまり、一度整形ルールを作っておけば、次回からは「更新」ボタンひとつで同じ整形が自動実行されるということです。
実用例:売上データを整理する流れ
- CSVファイルをPower Queryで読み込む
- 「商品名」「売上金額」「日付」列だけを残す
- 「日付」で昇順に並べ替える
- 「売上金額」が10,000円以上の行だけフィルター
- Excelに「閉じて読み込む」で出力
次回以降は、CSVを差し替えて「更新」を押すだけで同じ処理が自動で実行されます。
これがPower Queryの“自動化”の強みです。
まとめ:Power Queryでデータ整形を自動化しよう
- 列の削除・並べ替え・フィルターは基本の3操作
- すべての操作が「ステップ」として自動記録される
- 次回の更新も同じ処理が自動反映される
- 作業の再現性と正確性が格段に向上する
これでPower Queryを使った基本的なデータ整形の流れが理解できました。
次回は「複数テーブルを結合する!Power Queryでデータをまとめる方法」を詳しく紹介します。





