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VBA不要?Power Queryでできること・できないこと【比較表付き】

Excel自動化の手法比較
~この記事の信頼性~
執筆者:最適屋
業務自動化のスペシャリスト
  • 実務経験20年以上の現役エンジニア。数多くの現場で「これ、もっと楽にならない?」という悩みをITの力で解決してきました。

  • 保有資格:VBAエキスパート「スタンダードクラウン」 ExcelとAccessの両VBAを極めたスペシャリストの証。プロの技術を、初心者の方にも届く言葉へ「わかりやすく翻訳」して解説します。

  • 得意領域:再現性の高い効率化 Excelの自動化から、iPhone標準アプリだけで完結する画像補正まで、「誰でも・今すぐ・再現できる」手順を厳選して発信中。

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そもそもVBAとPower Queryの違いとは?

VBAとは?できることの概要

VBA(Visual Basic for Applications)は、Excelに組み込まれたプログラミング言語で、あらゆる操作を自動化できる柔軟性が魅力です。

たとえば、セルの書式変更・ファイルの一括保存・ユーザーフォームなど、Excel上のすべての動作を制御可能です。

ただし、コードを書く必要があり、初心者にはハードルが高い面もあります。

Power Queryとは?主な機能と特長

Power Queryは、Excelに標準搭載されているデータ変換ツールです。GUIベースなのでマウスで操作でき、マクロのようなコード不要で、以下のような作業を自動化できます。

  • データの整理・整形(フィルター・並べ替え・変換)
  • ファイルの一括読み込み(CSV、Excel、Webなど)
  • 定型レポートの更新

最大の特徴は「一度設定すれば、ワンクリックで再利用できる」点です。

Power Queryでできること一覧

データの結合・変換・抽出

複数のテーブルを結合したり、不要な列を削除・条件でフィルタリングしたりといったデータ加工処理が得意です。

VLOOKUPや関数の代わりに、視覚的に処理が組めるのも大きな魅力です。

CSVや外部データの一括取込

Power Queryは複数のCSVやExcelファイルをフォルダ単位で一括読み込みすることが可能です。

VBAでも実現できますが、Power Queryの方が設定も簡単で保守もしやすいです。

定型レポートの自動更新

毎月同じ形式で報告書を作成している場合、Power Queryならクリック1つで最新のレポートを作成できます。

「前月のデータを読み込み、フォーマットに整えて貼り付け」などの作業も自動化可能です。

Power Queryではできないこと(VBAにしかできない処理)

シート操作(セルの書式変更・罫線)

Power Queryはデータ変換に特化しているため、セルの色変更や罫線の設定など、見た目の操作はできません。

こうした操作はVBAの得意分野です。

条件分岐による動的なフロー制御

「条件によって処理を分岐させたい」「ユーザー入力によって処理内容を変更したい」といった柔軟なフロー制御は、VBAに軍配が上がります。

ユーザーフォームやボタン操作との連携

Power Queryは基本的にバッチ処理で、リアルタイムでユーザー操作を受け付ける機能はありません。

フォームやボタンと連動させる場合は、VBAが必要になります。

VBAとPower Queryの機能比較表

機能・用途VBAPower Query
データの整形・変換
ファイルの一括読み込み◎(やや複雑)◎(簡単)
セルの色・罫線設定×
ユーザーフォーム操作×
処理の再利用・自動更新△(仕組みづくりが必要)◎(簡単)
初心者の学習コスト高い低い
デバッグのしやすさ

どちらを選ぶべき?使い分けの基準

Power Queryは、定型的なデータ処理やレポート作成に最適です。

一方で、ユーザーインターフェースを操作したり、見た目にこだわるならVBAが必要です。

選び方の目安:

  • データの整理や一括処理 → Power Query
  • シートの装飾や複雑な条件処理 → VBA
  • 両方の良さを活かす → 組み合わせもアリ

まとめ|まずはPower Queryから始めてみよう

Power Queryはノーコードで直感的に使える上に、メンテナンス性も高いため、VBAに苦手意識がある人でも取り組みやすい自動化手段です。

すべてをVBAでこなす必要はありません。

まずはPower Queryから始めて、必要に応じてVBAを併用するハイブリッド運用をおすすめします。

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