今年の2月は29日まであったっけ?
EOMONTH関数、使いましょう!
月末の日付がわからないとき、カレンダーをめくって確認していませんか?
ExcelのEOMONTH関数を使えば、数ヶ月前後の月末や月初の日付を簡単に求められます。
EOMONTH関数とは?
EOMONTH関数は月末の日付を求める関数です。
応用すれば月初の日付も求めることができます。
EOMONTH関数の書式
=EOMONTH(開始日, 月)
EOMONTH関数に、開始日と月を渡すと、月末の日付が返ってきます。
EOMONTH関数の引数
- 開始日:基準の日付を入力します。
- 月:何ヶ月先または何ヶ月後の月末かを整数で指定します。
開始日:直接日付の入力もできますが、日付の入力されているセルを指定するのが一般的。あるいはTODAY関数を入れることも可能です。
月:整数(正の数・ゼロ・負の数)を入力します。基準の日付からみて前月・当月・翌月をコントロールできます。
月末のバリエーション | 引数:月 |
---|---|
前々月 | -2 |
前月 | -1 |
当月 | 0 |
翌月 | 1 |
翌々月 | 2 |
EOMONTH関数で月末の日付を求める
次の例では、基準の日付を「2023/5/10」として、1ヶ月前・当月・1ヶ月後の月末の日付を求めました。
EOMONTH関数で前月末・当月末・翌月末の日付を求める数式
前月末の日付を求める場合、月の引数は「-1」
=EOMONTH(“2023/5/10”, -1)
当月末の日付を求める場合、月の引数は「0」
=EOMONTH(“2023/5/10”, 0)
翌月末の日付を求める場合、月の引数は「1」
=EOMONTH(“2023/5/10”, 1)
【応用編】EOMONTH関数で月初の日付を求める
月末の翌日は、必ず1日。
つまり、月末の日付を求めて「+1」すれば、月初の日付が求められます。
=EOMONTH(開始日, 月)+1
次の例では、基準の日付を「2023/5/10」として、1ヶ月前・当月・1ヶ月後の月初の日付を求めました。
EOMONTH関数で前月初・当月初・翌月初の日付を求める数式
前月1日の日付を求める場合、月の引数は「-2」
前々月の月末を求めて、+1
=EOMONTH(“2023/5/10”, -2)+1
当月1日の日付を求める場合、月の引数は「-1」
前月の月末を求めて、+1
=EOMONTH(“2023/5/10”, -1)+1
翌月1日の日付を求める場合、月の引数は「0」
当月の月末を求めて、+1
=EOMONTH(“2023/5/10”, 0)+1
まとめ
EOMONTH関数を使って、月末・月初を求める方法を解説しました!