iOSのアップデートにともない、iPhone標準「写真」アプリでできる逆光補正のやり方が変わってしまいました。前回の記事を書いたのはもう2年前だし…。ということで今回は、iOS13.5.1で検証した超簡単な逆光補正の方法を紹介します。
逆光とはどういう状態?
被写体の背後から光が射している状態を「逆光」と呼びます。逆光で撮影した被写体は、暗く写ります。たとえば、こんなふうに。

ほら、暗い。そもそも被写体のチョイスを誤った感じも否めませんが、ここからが逆光補正。被写体の暗さを取り払ってみましょう。
iPhone標準「写真」アプリの編集モード
逆光補正にはiPhoneに最初から入っている「写真」アプリを使用します。写真を選んで画面右上の[編集]をタップ。

編集モードに入ると写真のすぐ下に、いくつかの丸いアイコンが並びます。逆光補正に使用するのは、このうちの「ブリリアンス」か「シャドウ」のいずれかです。

「ブリリアンス」か「シャドウ」で逆光補正する
「ブリリアンス」か「シャドウ」を選択したら、アイコンの下にあるスライダーをスワイプします。補正のかけ具合は数値で表示されるので、いきなり[100]にしてみましょう。
ブリリアンス

シャドウ

補正しすぎた!という場合は、100未満の数値でうまく加減します。
逆光補正の比較
比較のため、before/afterの写真を並べておきます。

黒猫の目がハッキリしました…よね?!
やはり被写体の選択をミスったか。。。
参考のため、前回の逆光補正で使用した写真でもやってみましょう。

あああ、こちらの方が効果がわかりやすい!
以上、iPhone標準アプリでできる簡単な逆光補正でした。
おまけ
「ブリリアンス」と「シャドウ」の違いには触れませんでしたが、逆光補正に関しては、どちらもほぼ同じ効果を得られます。いずれか一方を使えばOKです。
いずれか一方でよいと言うのに、ブリリアンスとシャドウを同時にかけるとどうなるか?ブリリアンス[100]で補正した後、シャドウ[100]を重ね掛けしてみました。

光ったぞ!影が!