この記事でわかること
- Power Queryで複数テーブルを結合する方法
- 「マージ」と「追加」の違い
- 列や行を自動で結合する手順
- 更新時も自動で結合を反映させるコツ
Power Queryでのデータ結合には2種類ある

Power Queryで複数のテーブルをまとめる方法には、主に以下の2種類があります。
- マージ:同じ列をキーにして、左右の表を「横方向」に結合する
- 追加:同じ列構成のテーブルを「縦方向」に追加する
それぞれの仕組みを理解しておくと、データ統合の幅が一気に広がります。
① マージでデータを横に結合する

マージは、共通する「キー列(例:商品コード・社員IDなど)」をもとに2つのテーブルを結合する操作です。
たとえば、「商品マスター」と「売上データ」を組み合わせて、「商品名付きの売上表」を作成できます。
手順
- 「データ」タブ → 「データの取得」 → 「テーブル/範囲から」などで2つのテーブルをPower Queryに読み込む
- Power Queryエディター上で「ホーム」タブ → 「クエリの結合」を選択
- 結合したいキー列をそれぞれ指定し、結合の種類(左外部結合・内部結合など)を選ぶ
- 右側に展開ボタン(↕)が表示されるので、追加したい列だけ選択して展開する
これで、共通列をキーにして2つのテーブルが1つに統合されます。
結合の種類について
- 左外部結合:左側(最初に選択した)テーブルの全データを残す(最もよく使う)
- 内部結合:両方に共通するデータのみを残す
- 右外部結合:右側テーブルの全データを残す
- 完全結合:両方のすべてのデータを含める
実務では「左外部結合」が最も多く使われます。ExcelのVLOOKUPに近い動作です。
② 追加でデータを縦に結合する


追加は、同じ構造のデータを縦方向に追加してまとめる操作です。
たとえば、1月・2月・3月の売上CSVをひとつのデータにまとめるときに便利です。
3つ以上のテーブルも連結できます。
手順
- 複数のテーブルまたはCSVをPower Queryに読み込む
- 「ホーム」タブ → 「クエリの追加」を選択
- 結合するクエリを選び、「OK」をクリック
これで同じ列構成のテーブルが縦に連結され、1つの大きなデータセットが作成されます。
フォルダ内のCSVをまとめたい場合は、「データの取得」→「フォルダーから」を使うと、追加されたファイルも自動で反映されるためさらに便利です。
③ 結合後のデータをExcelに反映
結合が完了したら、Power Queryエディター上部の「閉じて読み込む」をクリック。
統合されたデータがExcelシートに自動で出力されます。
今後、どちらかの元データが更新されても、「更新」ボタンを押すだけで最新状態の結合データが反映されます。
まとめ:Power Queryでデータ統合を自動化しよう
- Power Queryでは「マージ」と「追加」で複数データを結合できる
- 「マージ」は横方向の結合、「追加」は縦方向の結合
- 結合操作もステップとして記録され、自動更新に対応
- VLOOKUPより柔軟でメンテナンスも簡単
これで、複数のExcelやCSVをまとめる作業を自動化できるようになりました。
次回は「Power Queryでデータ型を統一!エラーを防ぐ変換テクニック」を解説します。

Power Queryでデータ型を統一!エラーを防ぐ変換テクニック
Power Queryで数値・日付・文字列などのデータ型を正しく設定する方法を初心者向けに解説。型変換でエラーを防ぎ、正確な集計・分析を実現します。




