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Accessの強み【2】10万件のデータも数秒で。Excelが「重い・固まる」と嘆く前に知っておきたいAccessの圧倒的処理力

Access高速化

「5万件を超えたあたりからExcelが重い」「画面が白くなってフリーズしてしまう」「PCの冷却ファンが高速回転する」

Excelで大きなデータを開くと起こる現象です。

その原因はExcelが再計算を始めるから。

一方、データベース専用エンジンを持つAccessではどうでしょう?

この記事では、20年の実績から、データが増えても業務が止まらない「高速Access」の仕組みと、Excelとの決定的な差を解説します。

~この記事の信頼性~
執筆者:最適屋
業務自動化のスペシャリスト
  • 実務経験20年以上の現役エンジニア。数多くの現場で「これ、もっと楽にならない?」という悩みをITの力で解決してきました。

  • 保有資格:VBAエキスパート「スタンダードクラウン」 ExcelとAccessの両VBAを極めたスペシャリストの証。プロの技術を、初心者の方にも届く言葉へ「わかりやすく翻訳」して解説します。

  • 得意領域:再現性の高い効率化 Excelの自動化から、iPhone標準アプリだけで完結する画像補正まで、「誰でも・今すぐ・再現できる」手順を厳選して発信中。

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なぜデータが増えるとExcelは「重く」なるのか?

重いのはPCのスペック不足ではありません。

Excelの仕組みそのものに限界があるからです。

再計算が連鎖する

Excelは1箇所書き換えるたびに、シート内やシートにまたがって関連する数式をすべて再計算しようとします。

データ量が少ないうちは一瞬で終わるので気になりません。

しかし、データ量が増えるにつれて「再計算」は体感できるほど長くなっていきます。

「何件から重くなる」とは一概に言えません。

要注意なのは、VLOOKUP系の関数が含まれた数式がバシバシ使われている場合。

経験上、1,000行程度のデータ量でも再計算が無視できなくなります。

数万件のデータに数式が詰まっていたりしたら、PCが悲鳴を上げるのは必然です。

Excelに「全部盛り」の限界

Excelは表計算ソフトですが、簡単・便利な汎用さゆえに、いろいろな方面に活用されています。

単純・簡素な集計ばかりではありません。

装飾された見栄えのする書類であり、複数のグラフを配置したダッシュボードであり、そしてデータを溜め込むデータベース代わりに。

すべてをメモリ上に広げるExcelにとって、10万件は「限界を超えた重り」を背負って走るようなものです。

Accessが数万件のデータを「一瞬」で捌ける理由

Excelは「家中の荷物を全部広げて探す」。

Accessは「整理された棚のラベルを見て取り出す」。

大量のデータを瞬時に捌ける理由は、整頓されたデータの持ち方をしているからです。

Accessにはインデックス(索引)がある

本には索引があります。

Accessにもインデックスと呼ばれる機能があって、データに目印をつけることができます。

いわゆるデータの「地図」のようなもの。

Accessは膨大なデータの中から必要なものだけを瞬時に見つけ出せます。

全部を読み込む必要がないから、速いのです。

メモリを賢く使う

Accessは「今必要なデータ」だけを呼び出し、処理が終わればすぐに返します。

だから、PCに負担をかけずに数百万件のデータでも扱えます。

「検索・集計」においてExcelとAccessで生まれる決定的な差

Accessの実体はSQLだから高速

複雑な条件抽出も、Accessの「クエリ」ならデータベース専用のエンジン(SQL)がバックグラウンドで高速処理します。

数万件~数百万件のデータ量であっても、合計値の算出や条件による抽出程度であれば、Accessのクエリは瞬時に処理できます。

同じことをExcelで実行しようとすると、フィルタをかけるだけで「応答なし」になって数分待たされます。

すべてのAccessが同じ力を発揮できるのか?

しかし、どのようなAccessでも瞬時に処理できるかというと、そうではありません。

適切に設計されていないAccessは、Excel以上に遅くなります

最近、わたしは「月次の処理に4時間かかるAccess」に遭遇しました。

処理の大部分をVBAに記述してありましたが、一見して「これは遅い」と判断できるものでした。

VBAの記述から仕様を解析し、クエリの再構築などした結果、4時間が4分に短縮できました

適切な設計で組まれたAccessでは高速処理が可能です

まとめ:データが増えるほど「快適さの差」は広がっていく

データ量が増えれば増えるほど、Excelとの快適さの差は、埋めようのないほど広がっていきます。

業務が拡大し、データが増えるのは喜ばしいことです。

しかし、ツールの設計が原因で業務が止まるなら、それは成長のブレーキになります。

1,000件ならExcelで十分。

でも、5万件、10万件と増えていく未来があるなら、最初からAccessという「高速道路」を用意しておくべきです。

データ量が増えてもビクともしない。そんな環境を作るための3つのチェックポイントを[こちらの記事]にまとめました。

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